ギリシャ語本文(ウェストコット・ホート本文による) 英文(王国逐語訳) |
ここではまず、逐語訳の"the true,"の"the"に当たるギリシャ語本文@は昔の本文である「ウェストコット・ホート」の本文の限界を示しています。その後の発見成果を取り入れた本文ではこれがありません。ネストレ21版以降のもので、確認できます。また、それがないほうが、無理なく訳すことができます。 次にギリシャ語του Θεουは属格(英語の所有格)のことばです。そこで逐語訳でも、"of the god "と訳されているのです。従って新世界訳(英文)のように"by God" と訳すのは誤りです。その誤りを、新世界訳(日本語)は忠実に引き継いだので、「神による創造」と誤訳しました。「神の」と訳さねばなりません。そうするとギリシャ語のαρχηは「初め」ではなく"chief"とか"ruler(支配者)"あるいは"origin"とか"source(至源、根源)"と訳すほうが無理がありません。イエスは創造者ですから、創造や創造物、時間などより前からおられた方であることは、聖書の全体から言えることです。新世界訳が「神による」と訳したいのは、イエスが被造物である、というものみの塔の教理が先にあるからです。 その前提を離れて素直に訳せば「神による」と変える必要がないのです。 |
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