ギリシャ語本文(ウェストコット・ホート本文による) 英文(王国逐語訳) |
この箇所では、新世界訳(英文・中)は逐語訳から大きく離れています。逐語訳はギリシャ語本文の意味を素直に表していますから、新世界約(英文)がギリシャ語本文から離れているということです。逐語訳で"in"とあるところを、新世界訳では"in union with"に変えていますが、この二つのことばは、当然、意味が違います。前者は、中に浸る、中にいる、という一体性を示そうとする語ですが、後者は、外的な連結性を示すものです。置き換えるべきでない言葉で置き換えているのです。 また新世界訳(英文・中)で"by means of"の意味は原文のどこにあるのでしょうか。このように訳す根拠は全くありません。第三段の冒頭の語"this (one)"が、第二段の"the Son of him…"にかかっていくのでは、み子=まことの神 という図式になりますが、それは、ものみの塔・エホバの証人の教理に反して困るのです。それを避けるために、第二段の"the ture (one)"にかかるようにしたのが"by means of"の語であるわけです。 要するに、ここでも、自分たちの教理を守るために、聖書のことばをいじくって、別の意味に変えたのです。聖書に教理を合わせるのではなく、教理に聖書を合わせる、それがものみの塔のやり方なのです。 |
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