ギリシャ語本文(ウェストコット・ホート本文による) 英文(王国逐語訳) |
逐語訳(左)では、単に"god"としながら、新世界訳(英文・中)では"a god"と、冠詞を加えて翻訳しています。しかし"a god"では、さまざまな神のひとつと言う意味合いが出てきます。ですから、「ことばは a godであった」とするのは、不合理な、間違った訳出と言えます。 ギリシャ語学者たちは「動詞の前に冠詞のない述語名詞がくると、主語の性質または特質を表している。それはヨハネ福音書の53箇所、マルコ福音書の8箇所で裏付けられる。」といいます。すなわち、冠詞なしのgodなら、神としてのご性質、属性を表すのです。「ことばは神であった」と言うことは、キリストが神としてのご性質を共有しておられた、ということ、そのことを強調していた文章であるわけです。また「不定の主語のときには、いつも動詞の後にその主語を置いている」とも言われます。この箇所は動詞の後ですから、不定の主語が適しているのです。 とにかく、逐語訳で単に"god"としているのに、新世界訳でわざわざ "a god"と変えているのは、キリストの神性を薄めるための意図的誤訳といわざるを得ません。 |
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