Bマインド・コントロールされる

 戸別に訪問するエホバの証人は「聖書を読みませんか」とやさしく誘いますが、しかし、実際に学び始めると読むのは聖書ではなく、"ものみの塔"の出版物なのです。司会者という名のエホバの証人と1対1で学びますが、まず、その出版物のひと区切りを読ませられ、次にそのページの下の欄外に掲載されている質問に答えさせられます。その場合は、その出版物に書かれてある文言で答えなければなりません。自分で考えた言葉で同じ趣旨のことを答えても、やり直しを求められます。また、彼らの王国会館へ行くようになると、多勢の中で間違った答えをすることがないようにと、予習もするようになります。このようにして何度も質問と回答を繰り返すうちに、その出版物の考え方や教えに同調させられ、それが頭の中で定着し、そして遂にはそれ以外の考えができなくなるのです。それは巧妙なマインドコントロールです。
 そこには予告があります。「聖書を学ぼうとすると家族の反対があるかも知れません。それをするのはサタンです」と。現実にそれが起こったときに、「ああそうだ。書かれていたとおりになった。この出版物は正しいのだ。私はそうはなるまいぞ。」と思い込むようになるのです。
 このようにして、エホバの証人は"ものみの塔"の出版物に書いているとおりに考え、決め、行動するようになります。どんなにおかしなことであっても、どんなに根拠のないことであっても。彼らは、"ものみの塔"やその教理を批判する文書は元より、他の公正な印刷物をも読むことが許されていません。また、先述のとおり、信徒以外の一般の人と交際することも禁止されます。これは、情報しゃ断といって、カルトがよく用いる手段なのです。こうなると、自分たちが正しいのか否かを検証する手がかりがありません。どんなに批判があっても見つめ直すことができません。そして、一切の疑問や否定的な考え方、批判的思いをすてるように、絶えず教育され、とうとう"ものみの塔"という組織がいうとおりに動くロボットのようになります。そうなっては、どんな、道理にかなった健全な意見や忠告にも耳をかさなくなり、「これは迫害だ」とか、そのように言う人々を「サタン(悪魔)の手先だ」とみなすようになります。その結果、なかなか正気に立ち返ることができません。恐ろしいことではありませんか。
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