Eものみの塔出版物を優先し、聖書を改ざんしている。

 「ピンポーン」とチャイムが鳴らされる。玄関に出て行くと、さっぱりした身なりの人が「聖書を勉強してみませんか」とやさしく微笑みかける。孤独な人、社会の不安や子育ての悩みを持っている人などは、「かねて名前は耳にした聖書、読み方を教えてくれるなら、読んでみようか」と心が動くでしょう。しかし、注意してください。彼らエホバの証人は聖書ではなく"ものみの塔"の出版物の内容を教えるのです。
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 そうした出版物は、聖書からいろいろ引用していますが、文脈を無視したご都合的な引用であって、重要な点で違ったことを教えています。結局、彼らは、神とそのことばである聖書に従うのでなく、"ものみの塔"という組織とその教理に従うことを求めているのです。彼らの王国会館での学びでもそのことを繰り返し繰り返し強調しています。
 エホバの証人の教えは聖書から離れています。彼らは、新興宗教であって、カルトですから、十分に注意してください。
 また、気を付けなければならないことは、エホバの証人がもち出す聖書が「新世界訳聖書」といって、大変問題のある聖書だということです。この聖書も他の一般の聖書とほとんど変わりがないように見えますが、実は、自分たちの教理にあわせるために巧みに改ざんしてあるのです。(聖書に合わせて教理があるべきですが、教理に合わせて聖書が変えてあるのです。)
 聖書は元々、旧約聖書がヘブル語で書かれ、新約聖書がコイネーギリシャ語で書かれ、それぞれ校定本文があります。本来、こうした校定本文から"直接に"翻訳するのが当たり前で、一般の聖書はすべてそうしています。ところが、エホバの証人たちの持っている日本語版・新世界訳聖書はそうではなく、英文の新世界訳聖書から再翻訳したもので、本文から言えば、二重訳になっているのです。これはそれだけでも不正確といえるのですが、それ以上に問題なのは、下敷きにした英文の新世界訳聖書なるものが"ものみの塔"により、独特の教理に合わせて改ざんされていることです。ですから、日本語版・新世界訳聖書は改ざん内容を引き継いだ不正確なものといえるのです。
 なお、新世界訳聖書の新約部分では「エホバ」という言葉が何度か訳出されていますが、これも本文にはなく、重大な改ざん箇所といえます。
 このような悪質な改ざんをするエホバの証人団体を信用していいのでしょうか。その教えに従ってよいのでしょうか。
◇ む す び ◇
 わたしたちは、聖書に正しく立つキリスト教会に連なる者です。キリスト教は、2000年間、聖書の教えるキリストの福音を世界に宣べ伝え、社会を改善し、支えてきました。今般、わたしたちは、エホバの証人(ものみの塔)による被害を防ぐために活動を始めました。
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