3 「神の愛」の事実


  1. 前の事実のとおり、神様は、きよいご性格のゆえに罪をそのまま見過ごすことができない、人の罪は神の怒りの対象となり、必ず罰さざるをえないのです。しかし、他方で、神様はその愛のご性格のゆえに、お造りになった人間を罰によって滅ぼすことはしたくない、赦したいと考えました。しかし、罰することと赦すことは二律背反ですね。神様はこのジレンマを一挙に解決するために、感嘆すべき素晴らしい方法を講じてくださいました。
     その方法とは、神様が肉体を持った人間となってこの世に来て、人間の代表として、人間の罪をすべて背負って、神様からの罰を受けてくださった、そして死んだ、ということです。
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     この「肉体を持った人間としてこの世に来てくださった方」が、イエス・キリストです。イエス・キリストは、BC5年頃この世に生まれ、人々を教え、何の罪もなかったのですが、AD30年頃十字架の刑罰を受けて死んだのです。その刑罰は本来人間が受けるべきものの代わりであったのです。これが人の罪を赦すためのみわざとなったのです。

  2. しかしながら、イエス・キリストが死という苦しみによって成し遂げられた赦しのみわざも、人間がこれを無視するときは何の役にも立ちません。人間がこれを自分の罪への罰だったのだと受け入れるときにのみ、その罪が赦され、無罪とされるのです。
     例えてみると、法律関係の時効制度のようなものです。民法によれば、借金が1億円あっても10年間催促も何もなかったときは、その借金が消滅時効にかかり、借り主は払わなくてもよいようになります。しかし、これが成立するためには、借り主は「借金は時効によって消滅したんだ」と主張しなければなりません。これを時効の援用といいます。援用がないと仮に10年が経っていても借金は消滅しません。
     私たちも、罪の赦しを受けるためには、イエス・キリストによる身代わりの刑罰・十字架の死を自分に援用しなければなりません。これが贖罪の信仰です。

  3. 神様の愛は、それだけではありません。神様は、キリストの十字架の死を信じ受けいれることによって罪が赦される(無罪)と宣告されましたが、そのことを保証するために、イエス・キリストを死んだままにしないで、3日目に復活させました。(それは、真面目な多くの人々が確かに目で見た歴史上の事実であります。)イエス・キリストは死からよみがえって天に昇られ、神様と一体になられました。このことは、人の罪を赦すことの証拠となったのです。
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  4. また、キリストが復活したのですから、私たちキリストを信じる者も、肉体が死ぬことはあっても、いずれ復活し、この世の肉体よりももっと素晴らしい(自由自在で、傷むことのない)体を与えられます。キリストはそのことの先駆けとなり、保証となったのです。信じる者は、完全な体に復活させられ、永遠のいのちが与えられ、神様の国、神様の住まいで、永遠に喜びの生活があるというのです。何と素晴らしいことでしょう!
     人間は百年足らずの寿命を与えられ、必ず死ぬことが定まっています。しかも、この世のいのちの間、肉体は傷つきやすく、病みやすく、いさかいや罪によって悲しみと苦しみがつきものとなっています。喜び安らぎのときは短く、失意、落胆、憂い、倦怠、退屈などが支配的です。そしてまた、この世のことはすべて移りゆき、変わってゆき、何一つ永続するものはありません。そうした中で、完全な体で、喜びと楽しみが永遠に続く天国でのいのちは、何と願わしいものでしょうか。
     私たちのいのちは、この世だけで終わってしまうものではありません。死の後に魂と霊は残るのです。ただし、どのような状態で残るのかが問題です。死後のときは、この世のいのちの時よりもずっと長い期間だからです。

  5. また、神様は、愛する人間が悔い改めて自分の方へ立ち返ったとき、つまり、イエス・キリストを自分の救い主として受け入れたとき、その人の精神(魂)の中心「霊」の部分にお入りになります、これが聖霊(神の霊)です。
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     聖霊を宿すことは、その人が神の子であること、キリストにつく者であることを確認するための印鑑であり、その人が神の国を継ぐことを保証する契約書の手付金のようなものであるといえます。
    seirei.GIF聖霊は宿る人の精神に働きかけ、その行動の基準を示し、その活動をきよめ、その人を新しく造り変えます。
    聖霊は信徒を教え、誘惑や罪の滅びから守り、弱っているときには力づけ、慰め、励まし、神の真理の奥深い所を理解させてくれます。そして、私たちの人生の究極の目標である神の国、永遠のいのちへと伴い、導いていってくれます。何と心強いことでしょう。

    (なお、人生全体を模式図で示すと次のとおりです。)
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  6. 神様の人間に対する愛は、これ以外にも自然界の恵みなどが沢山あります。人間はそれらを思って神様に感謝すべきですね


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